なぞときロジック

各記事にオマケ謎ついてます。 読んだら成功率が上がるかも…!?

成功率は脅威の5%未満!『勇者が民家におしよせた!』(マスタッシュ)の感想

今回は、立川に待ち構える超難関公演、『勇者が民家におしよせた!』の感想です!

 


【こんな人にオススメ】

・とにかく解いて解いて解きまくりたい!
・成功率5%未満の難関に挑みたい!

 

 

 

この公演は、2019/9/29(日)で終了することが発表されました。

ご興味のある方はお急ぎを…!

 

 

 

今回参加した謎解き

参加日時: 2019/5/18(土) 15:10
公演名: 勇者が民家におしよせた!

制作団体名: マスタッシュ

タイプ: ルーム型
制限時間: 60分
チーム人数: 6人

価格: 3,000円/人 (当日券は+500円, 平日学割は500円引き)

 

体感難易度: 9/10 (1=超カンタン → 10=激ムズ)

公式サイト: 

https://www.trickbox.info/shop/tachikawa/yumin/

 

 

ストーリー

あなたたちは選ばれし勇者一行。

魔王を倒すため日々モンスターを倒し、レベルを上げる日々に明け暮れていた。

町に戻れば歓迎ムード。

勇者はそれをいいことにあることをしていた。

民家のタンスや引き出し、ツボや宝箱に至るまで、調べに調べて見つけたアイテムは自分のものとしていた。

町の人達は何も言わなかった。

勇者が次に発した言葉は

『次は、あの家だ!』

(チケットサイトより引用)

 

 

この公演は、2019年4月にスタートした公演ですが、それから約1ヶ月、成功チームが出ませんでした。

 

難易度が高いと聞くと燃える私…初成功チームになってやろうと挑戦を決めました。

 

その後、公演参加までの間に成功チームが出てしまったものの、タイムはギリギリ。

そこで、目標を「2チーム目の成功&最速成功」に微修正し、魔物巣食う立川の地へ向かったのでした…

 

 

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 画像は挑戦時のものです

 

(記事投稿時点でも、およそ160チームが挑戦して成功は僅か6チーム(約3.8%)です。)

 

 

感想

(以下、ネタバレなしの感想ですが、雰囲気等が分かってしまうのも避けたいという方は閲覧注意です。)

 

 

 

 

 

 

 

 

オープニングムービーなどは無いため、分厚いヒント集を渡されて簡単な注意事項を聞くと、早速ゲームスタート! 

 

 

前評判通り、それほど広くない部屋に謎が溢れ返っています…

そして、暑い!!

参加当時は会場の空調が不調で、室温が高かったようです。

 

熱に浮かされそうになりながらも、何度も共に謎解き公演を戦ってきた6人で謎をなぎ倒すように進んでいきます。

 

そして、15分を残してラストへ。

 

 

 

しかし、ここにきて初めて深く悩みます…

悲鳴をあげる脳、迫るタイムリミット。

 

 

結果は… 

 

 

 

 

 

 

 

 

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失敗…!

 

無情にも制限時間の60分が終了。

しかし、その5秒後…

 

「あっ」

 

 

脱出しました。

 

本当に、あと5秒早ければ……悔しすぎる!!

「ガンガン使おう」と決めていたヒントも確認程度に1、2度見たのみで、道中ほぼ止まらなかったことを考えると、完全にラストにやられましたね。。

 

 

 

物量ばかりが取り沙汰されがちなこの公演ですが、個人的には別のところに難しさの本質を感じました。

 

それが、「答えから意識を逸らさせる巧みさ」です。

そしてこれは、難易度の高い公演に共通してある要素だと感じています。

 

もちろん、ひたすらに謎の量を増やしたり、導線を限りなく薄くしたりすれば難易度は上がりますが、それではただの「理不尽」になりかねません。

 

 

決定的な情報は提示しておきながら、それに気付かせない、埋もれさせる、散らばった点同士を結ばせない等々…

それでこそ「やられた!」という気持ちの良い悔しさに繋がるのだと思います。

 

その方法は公演によって異なりますが、今回は見事にそれを許してしまいました。

(物量による焦りというのも、その一つの要素ではあるわけですが。)

はー、、、今思い出しても悔しい。

 

 

道中の謎にもルーム型らしい仕掛けや面白さがあり、それでいてあのラスト。

全力で取り組み、全力で楽しんだ、非常に濃密な60分間でした。

 

 

解きまくった先のラストでまんまとやられてしまった、『勇者が民家におしよせた!』でした。

 

 

 

 

オマケの謎

まずは前回の解説から。

(まだ問題を見ていない!という方はこちらから)

gokan89.hateblo.jp

 

左の絵は、カード上のものが積み重なった様子を表していました。

 

4組ある数字から、それぞれ特定していくと、トランプ(4スート×13枚)、百人一首(100首×読み札・取り札)、いろはかるた(48文字×読み札・取り札) 、花札(4種×12ヶ月)となります。

 

指定の丸数字に入る文字を拾って、答えは「ライバル」でした!

 

いろはかるたや花札の枚数はあまり一般的な知識ではありませんが、4×13や100という特徴的な数字を手掛かりに、分かるところから埋めていくような謎になっていました。

 

 


そして、今回の謎です。

この謎も、やや知識が必要かもしれません。  

 

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解答・解説は次回。では!