試験だけど謎解きで、謎解きだけど試験⁉︎『京都大学三次試験』(ENIG-ROID)の感想
今回は、試験をテーマにした謎解き『京都大学三次試験』の感想です!
【こんな人にオススメ】
・試験は嫌だけど中身が謎解きなら受けたい!
・真の京大生になりたい!
一応、公式に倣って注意書きを打っておきます…
※このイベントは体験型謎解きゲームイベントです。実際の京都大学の試験とは一切関係がございません。
こちらの公演は、前回書いたエグミ公国と共に再演された、ENIG-ROIDという京都大学謎解きサークルさんの公演です。
(前記事はこちら)
両公演ともに大変な好評ぶりだったので、今回遊べなかった方は再々演に期待しましょう!
今回参加した謎解き
参加日時: 2019/8/24(土)
公演名: 京都大学三次試験
制作団体名: ENIG-ROID
タイプ: ホール型
制限時間: 50分
チーム人数: 5人
チケット価格: 2,500円/人 (東京再演時)
体感難易度: 5/10 (1=超カンタン → 10=激ムズ)
過去チケットサイト:
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/016hz710dzqds.html
ストーリー
試されるのは、君のひらめき。
無事、京都大学の新入生として入学することができた諸君。しかし喜びもつかの間、「京都大学三次試験」という試験の存在を耳にする。なんでも、その試験に合格した者だけが「真の京大生」になれるという――。
(チケットサイトより引用)
感想
(以下、ネタバレなしの感想ですが、雰囲気等が分かってしまうのも避けたい方は閲覧注意です。)
部屋に足を踏み入れると、まさしくそこは試験会場。
懐かしさと共に緊張感が漂います。
注意事項の説明を聞き、すっかり気分は受験生になったところでゲームスタート!
開始後は、一層「試験感」が高まります。
会場に溢れるそれに感化されてか、張り詰めた空気の中にただ鉛筆の走る音だけが響く時間があったようななかったような…
少なくとも、いつもの謎解き公演とは趣が異なっていたのは確かです。
しかし、そうは言っても中身は謎解き。
手練れのメンバーたちは徐々に目を覚まして(?)情報共有とも呼ばれるコミュニケーションを始めます。
仮にも京都大学の試験というだけあって頭を悩ます難問もあるものの、分担しながらスムーズに解き進めていきます。
ラスト付近はやや苦しみながらも答えに辿り着き、一通り確認したところで試験時間終了。
果たして結果は…
合格!!
「真の京大生」になることができました!
今回、3チーム作って2つの時間帯に亘って参加したのですが、無事3チームとも成功して証書も3枚に!
解説では、(エグミ公国の方よりは抑え気味なものの、)会場が笑いに包まれる場面も。
また、「試験らしさ」を演出する作りこみが終始徹底していて、一瞬本当に試験を受けにきたのかと錯覚するほどでした。
その上で、試験と謎解きの融合も絶妙。
個々の謎からその後の展開、そしてラストに至るまで、試験というテーマを余すことなく使い切りながら、謎解き公演としてバランスを保っているのがお見事、と感じました。
試験をテーマにした謎解きにはいくつか参加してきましたが、文句なしの1位です。
個人的には、面白くなる要素が多いと思っていて好きなテーマでもあるので、他の制作団体にもぜひ作ってほしい…笑
こんな試験ならいくらでも受けたくなる、『京都大学三次試験』でした!
オマケの謎
まずは前回の解説から。
(まだ問題を見ていない!という方はこちらから)
横向きに5つの言葉を作るものでした。
2色の四角に同じ意味の言葉が入ることもヒントに埋めていくと、上から、「わすれもの」「ほとけのざ」「むーるがい」「ほりごたつ」「べーかりー」と埋まります。
よって、答えは「ものがたり」でした!
出にくい言葉もありますが、長音記号(「ー」)から外来語と確定できる「べ?か?ー」や、珍しい並びの「む?る」から埋めていけると、「??ー?ー」=「??が?り」を考えることとなり、同様に長音が入るのが外来語ということから「同じ意味」が英語-日本語の対応だと気付いてある程度確信を持って進めたかと思います。
そして、今回の謎です。
解答・解説は次回。では!