なぞときロジック

各記事にオマケ謎ついてます。 読んだら成功率が上がるかも…!?

臨場感たっぷりの演劇と重量感ずっしりの謎!『ラブレター大捜査線』(TERRA NOVA)の感想

今回は、演劇も謎も贅沢な『ラブレター大捜査線』の感想です!

体験型謎解きRPG「リビルド-再構築-」というシリーズの特別公演です。

 


【こんな人にオススメ】

・重い謎を存分に楽しみたい!
・ストーリー性に溢れ、演劇までついた謎解きが楽しめるなんて最高!

 

 

 

 

 

こちらの公演は、2018年3月の公演の再演でした。

今回参加できなかった方は、再々演を期待しましょう…! 

 

 

 

今回参加した謎解き

参加日時: 2019/8/24(土) 17:30
公演名: ラブレター大捜査線

制作団体名: TERRA NOVA

タイプ:  ホール型
制限時間:  60分
チーム人数:  6人

チケット価格:  3,500円/人 (学生は3,000円、当日券は一律4,000円)

 

体感難易度:  7/10 (1=超カンタン → 10=激ムズ)

チケットサイト: 

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01qp0s10caw1f.html

 

ストーリー

新人研修を終え、日常業務に追われる一行。
そんなある日先輩エージェントのひとりが
対抗勢力のメンバーと恋愛関係にあることが判明。
ふたりが秘密裏に交わしていたラブレターには
組織を揺るがす重大な機密情報が書かれている可能性が!
ちょっぴりふざけたスピンオフ的特別ミッションをお楽しみください。

(チケットサイトより引用)

 

体験型謎解きRPG「リビルド-再構築-」シリーズは、複数の謎解き公演に跨る長編ストーリーや共通のキャラクターを持つのが特徴です。

 

また、公演中の行動に応じて謎解き力や適性を数値化して記録できるライセンス発行制度まであります!

コレ、私も初回参加時に発行していますが、公演中の行動を評価されるのってなかなか面白いです。できればチームを固めて、皆で結果を見せ合うのがオススメ。

(詳しくはこちら)

REBUILD -再構築- 体験型謎解きRPG

 

 

 

 

感想

(以下、ネタバレなしの感想ですが、雰囲気等が分かってしまうのも避けたいという方は閲覧注意です。)

 

 

 

 

今回の公演は「特別編」ということで、リビルドシリーズの通常編と異なる点がいくつかありましたが、そのうち一つが「演劇パートもある」ということ。

 

通常編においてもストーリーに登場するキャラクターたちはプロの役者さんが演じていますが、オープニングやエンディングは基本的に録画されたムービーを観る形式です。

 

それが、この『ラブレター大捜査線』では、なんと目の前で実際に演じてもらえます!
しかも、その距離がめちゃくちゃ近い。

 

演劇を嗜むような高尚な趣味は持ち合わせていないながら、今まで画面の中にあった世界が手の届く距離で展開される臨場感には気持ちが昂りました!

演劇パートの満足度を上げる為にも、『序章 エニグマからの挑戦状』には先に参加しておくのがオススメです。

 

 


贅沢なオープニングを楽しんだら、いよいよゲームスタート。

 

謎自体は、過去のシリーズ公演と同じく小謎から重い重い…
「特別編」だからといってそこに甘えは許されません。そして、それが良い!

 


死力を尽くして辿り着いた結果は…

 

 

 

 

 

 

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成功!!!

 

記念すべきリビルド初勝利は、完勝ともいえる大成功となりました!

 

 

エンディングもやはり目の前で演じてもらえるので、成功の感動もひとしおです。

 

 

詳しく書けないのが本当に残念ですが、謎もとにかく贅沢…!

 

ステップを進む度に驚きとワクワク感が大きく、「謎に苦しめられながら、よく見るとみんな笑顔」という謎解き公演ならではの光景をいつにも増して多く目にした気がします。

 

性質上、ともすると楽しめない人が出得る場面もあったかもしれませんが、最大限の配慮があるように見受けられましたし、本質的な面白さは損なわれないと個人的には思います。状況によっても左右されますが…。

 


リビルドの他公演にも共に参加したメンバーで臨めたことも、本当に良かったな、と。

シリーズものは、連続参加できるとやはり思い入れが違いますね。

 

 

贅沢なOPとEDで贅沢な謎を挟み込んだ贅沢公演、『ラブレター大捜査線』でした!

 

 

 

オマケの謎

まずは前回の解説から。

(まだ問題を見ていない!という方はこちらから)

 

公演名に因んで、地理の試験風の謎でした。
(勿論、公演内の謎とは全くの別物で、ネタバレはありません。)


ところどころ文字が消えており、また、一瞬知識を問う難問に見えるものもありますが、よく読むといずれも答えを出すこと自体は簡単です。

 

問題の答えは上から、「アジア」「コロラド」「イギリス」「ヤマグチ」「トクシマ」です。
消えていない文字から判断すると、選択肢番号も(4)まではそれぞれ①、③、①、③と特定できます。

 

あとは(5)です。
①から④のどれが「トクシマ」なのか特定するには、選択肢がある法則に従って並んでいることに気付く必要がありました。


消えている部分も補って考えると、全ての問題の選択肢は五十音順に並んでいたようです。
(特に(4)は、通常北東から南西に向かって並べられることの多い日本の地名がそれとは無関係に並んでいることに違和感が持てると気付きやすかったと思います。)

 

問題文から、選択肢は全て「四国の県」であることが分かるので、「カガワ」「トクシマ」「エヒメ」「コウチ」を五十音順に並べ、正解である「トクシマ」は④にあると特定できます。

 

全ての答えと選択肢番号が出揃ったので、あとは答えの単語の「選択肢番号」番目の文字(「アジア」の1文字目、「コロラド」の3文字目、「イギリス」の1文字目、「ヤマグチ」の3文字目、「トクシマ」の4文字目)を順に繋げて、答えは「アライグマ」でした!

 

…というのが一応綺麗な解き方として用意したものですが、オマケ的な想定は以下の通りです。


「トクシマ」の選択肢番号については、(4)までを見て「文字が消えている場合は、消えている文字数分の空白が入っている」と分かれば、空いたスペースの長さが同じ①から③は、全て3文字の「エヒメ」「カガワ」「コウチ」が入り、「トクシマ」は④に入ると推測できます。


また、そもそも(5)の選択肢番号が分からずとも、(4)までで「アライグ〇」は分かり、最後の文字も「ト」「ク」「シ」「マ」のいずれかでしかないので、簡単にメタることができます。


さらに、消えている文字は(1)ではア段のカタカナ、(2)ではア段とイ段のカタカナ、…(5)では全てのカタカナ、となっていました。

気付いていなくとも解くのに支障はありませんが、これが分かると(2)の①が「アラスカ」であることや、(3)の①が正式名称の「グレートブリテンオヨビホクブアイルランドレンゴウオウコク」でないことが特定しやすかったりします。

 

 

 

 

そして、今回の謎です。

 

 

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解答・解説は次回。では!