トイレの個室から15分で脱出!紙ではなく面白さが詰まった『絶望トイレからの脱出』(SCRAP)の感想
今回は、サバンナ高橋さん共同制作の2人1組専用謎解き『絶望トイレからの脱出』の感想です!
【こんな人にオススメ】
・15分で手軽にできる謎解きに挑みたい!
・2人で協力して脱出したい!
こちらの公演、長く新宿の東京ミステリーサーカスで開催されていましたが、2019/10/14で終了します。
代わりに、2019/11/13にグランドオープンするSCRAP ナゾビル吉祥寺店で遊べるようになります!
ゲーム・イベント | SCRAPナゾビル吉祥寺店 | リアル脱出ゲームなど様々な体験型ゲーム・イベントが遊べる謎のセレクトショップ
今回参加した謎解き
参加日時: 2018/9/19(水) 15:30
公演名: 絶望トイレからの脱出
制作団体名: SCRAP
タイプ: キューブ型
制限時間: 15分
チーム人数: 2人
ペアチケット価格: 2,400円/組 (リベンジは2,000円/組)
体感難易度: 4/10 (1=超カンタン → 10=激ムズ)
公式サイト:
https://mysterycircus.jp/zetsubou_toilet/(~2019/10/14)
https://www.scrapmagazine.com/nazobldg_kichijoji/events/ (2019/11/13~)
ストーリー
あなたは、ある小学校の5年生。授業中、不意に激しい腹痛に襲われてしまった。
「せ、先生、トイレ行ってきていいですか?」
恥ずかしかったが、勇気を振り絞って僕は言った。
「えっ!? アイツもしかして」
そんな空気に包まれた教室。あちこちからクスクス笑う声が聞こえた。でも、笑われても漏らすよりマシだ。
その時だった。窓際のアイツも手を挙げた。
「せ、先生、僕も行ってきていいですか?」
クラスで一番目立たないアイツだ。いや、一番は僕か。アイツも腹痛に苦しんでいたなんて……。
「なんだお前ら! さっさと行ってきなさい。チャイムが鳴るまでに戻って来るんだぞ!」
先生の言葉で立ち上がった僕ら。冷静に。変に勘繰られないように。それでいて大急ぎで行くぞ。
「急ごう。チャイムが鳴るまでに戻らないとみんなに冷やかされるぞ」
「ど、どこのトイレに向かってるの?」
「職員室の奥だ! あのトイレならこっそり入れる!」
「でもあそこは使うのは禁止のはずじゃ?」
「……大丈夫だ! いこう!!」
勇気を振り絞った僕らの物語が始まった。
そのトイレにはとんでもない仕掛けがあるとも知らずに……!
(公式サイトより引用)
感想
(以下、ネタバレなしの感想ですが、雰囲気等が分かってしまうのも避けたいという方は閲覧注意です。)
公式サイトに「リアルなサイズの個室に2人がそれぞれ閉じ込められ」、とあるように、入った瞬間の印象は「トイレの個室」そのものです。
何組かが一斉に挑戦しますが、当然他の人の姿は見えないので、ある意味没入感たっぷり。
お手軽な15分間のゲームとはいえ、ボリュームはなかなかのものです。
「サクッと終わるだろ~」と思っていたので、一度手が止まると途端に焦りが。
パイプの古くなったトイレのように、途中詰まりかけながらも、なんとか流れていき………
脱出成功!
15分しかないので、少しでも悩むと焦り、スリルを味わえます…
ちなみに、成否に関わらず終了後の解説はなく、失敗した場合には400円安い「リベンジペアチケット」を購入して再挑戦も可能です!
謎は、王道かつバリュエーションにも富んでいて、さらには「2人が別々に」「トイレの個室に閉じ込められた」という設定が余すところなく活かされているのも見事!
それもこれも、謎解きを愛して止まないというサバンナ高橋さんとの共同制作のおかげなのかもしれません。
最近アメトーーク!でリアル脱出ゲームのプレゼンをしたのも話題になりましたね。
実は私も、謎解き会場でご本人をお見掛けしたことがあります。
しかも、SCRAP団員限定の『カトリーエイルと月夜の怪物』で。
その回には、謎解き界では神様と崇められる方も参加されていたのですが、その神様【に】高橋さん【が】、「一緒に写真撮ってもらえませんか?」と言っていたのがとても印象的でした。笑
それだけの謎解き好きの方ならば、あの拘りようも納得です。
話題作りのためのコラボなどではなく、本当にただの「共同制作」…
限られた時間と空間に、謎解き好きによる「面白い」が詰め込まれた、『絶望トイレからの脱出』でした!
オマケの謎
まずは前回の解説から。
(まだ問題を見ていない!という方はこちらから)
アルファベットが3列並んでいます。
「…」があることから、これらは縦に見るものであり、且つ、順序があって6番目以降も続いていくものだと分かります。
特徴的な"T"と"F"の連続などから考えていくと、左から、1列目が基数(one, two, three...)、2列目が序数(first, second, third...)と分かります。
3列目はやや難しいですが、基数や序数と近しいもので、"D"→"T"の並びや"Q"の連続から、倍数表現(single, double, triple...)を想起しましょう。
丸数字に入る文字を順に拾って、答えは「SOS」でした!
そして、今回の謎です。
解答・解説は次回。では!