幅広い層の「楽しい!」がぎゅっと詰まった謎解き、『勇者と魔王と復活の石板』(ハードナッツ)の感想
今回は、多くの人に薦めたくなる謎解き、『勇者と魔王と復活の石板』の感想です!
【こんな人にオススメ】
・「これぞ謎解き」という驚きや閃きを味わいたい!
・テンポ良く次々と現れる謎を解きたい!
・冒険ものやRPGが好き!
今回の東京再演は終了してしまいましたが、再々演があることを願いましょう…!
今回参加した謎解き
参加日時: 2019/8/9(金) 18:30
公演名: 勇者と魔王と復活の石板
制作団体名: ハードナッツ
タイプ: ホール型
制限時間: 40分
チーム人数: 4人
価格: 2,000円/人 (当日券は+500円)
体感難易度: 6/10 (1=超カンタン → 10=激ムズ)
チケットサイト:
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01gp2310diy6j.html
ストーリー
これは勇者が魔王を倒した30年後のお話。
魔王の息子は、「復活の石板」を使って魔王を復活させようとしていた。
勇者ハドナは魔王復活を阻止することが出来るのか…。(チケットサイトより引用)
ハードナッツは、一つ前の記事でもご紹介した京都大学の謎解き制作団体さんですね。
(作品リストも再掲させて頂きます。)
この公演は、2018年に京都大学の文化祭である11月祭で行われた公演です。
感想記事が前後しましたが、私はこれが初のハードナッツ謎解き公演でした!
(前回記事の『神の審判』が2公演目)
プレイしたことのあるキューブ4つはどれも好きだったので、仕事を急いで切り上げて会場へ向かったのでした…
感想
(以下、ネタバレなしの感想ですが、雰囲気等が分かってしまうのも避けたいという方は閲覧注意です。)
短めの注意事項説明が終わると、早速ゲームスタート!
序盤から、王道の謎解きでありながらも絶妙な一捻りのある展開。
慣れたメンバーにも「ありきたり」と思わせない工夫を感じます。
そして、この公演の目玉ともいえる中盤。
明快でテンポ良く進めるため「作業感」が薄く、後半へ進むほど良質な閃きも続きます。
これは気持ち良い!!
ほぼノンストップで進み、20分経過した頃にラストへ。
直後、気になった点を挙げると、チームメンバーがその考えを展開してくれ、方向性はすぐに決定!
そこから10分ほど議論を繰り返し、最終解答を確定…
さあ、結果は…
成功!
結果を見ればスムーズでしたが、40分という制限時間が絶妙でした。
王道ながら一捻りある序盤、テンポ良く閃きの続く中盤、そして納得のラスト。
これらがぎゅっと詰まっていて、全てを楽しめないほど短くなく、間延びするほど長くもない時間設定だと思います。
また、特にラストは、謎解きに慣れていない人でも謎解き好きでも「なるほど!」と思えるはず。
これを体験したら、きっと色んな人に薦めたくなります!
謎解きの真髄がコンパクトに詰まった、『勇者と魔王と復活の石板』でした!
オマケの謎
まずは前回の解説から。
(まだ問題を見ていない!という方はこちらから)
ベン図によって集合が表されている…ように見えますが、どのようなグループ分けなのか全然分かりません。
そこで、集合ではなく3行の単語の並びと捉えて、各行のアルファベットを一続きとして良く見てみると、いずれも「左から読んでも右から読んでも同じ」(回文)になっています。
3行目は、"tenalpsdog ???splanet" となっているため、???に当てはまる単語を考えると、答えは「god」でした!
そして、今回の謎です。
この謎は少し知識問的な部分もあるので、検索が必要かもしれません。
解答・解説は次回。では!