なぞときロジック

各記事にオマケ謎ついてます。 読んだら成功率が上がるかも…!?

神による神業の神公演!『神の審判』(ハードナッツ)の感想

今回は神の名に相応しい神がかり的公演、『神の審判』の感想です!

 


【こんな人にオススメ】
・謎のボリュームと質で謎解き公演は選びたい!

・美しい謎解きで、神に己の知恵を示したい!

 

 

 

今回の東京公演は完売してしまいましたが、再演があれば是非…!

 

 

今回参加した謎解き

参加日時: 2019/8/11(日) 16:30
公演名: 神の審判

制作団体名: ハードナッツ
タイプ: ホール型
制限時間: 70分
チーム人数: 4人

価格: 3,000円/人 (当日券は+500円、)

 

体感難易度: 8/10 (1=超カンタン → 10=激ムズ)

チケットサイト: 

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/018fpz10diyh2.html

 

 

ストーリー

ついに、審判の時が訪れた。
あなたが救われるための唯一の方法は、
神に己の「知恵」を示すこと。
天使と悪魔に導かれ、力の限りを尽くせ。

(チケットサイトより引用)

 

ハードナッツは、京都大学の謎解き制作団体さんです。

 

東京にいると公演参加のチャンスは限られるかもしれませんが、持ち帰り謎やなぞともカフェのキューブなどの作品は遊んだことがある方も多いのではないでしょうか。

https://hardnuts.jimdo.com/

 

 

私も遊んだことがあるのはほぼキューブでしたが、どれも非常に好きなものだったので、今回の東京公演は喜び勇んで参加を決めたのでした…

 

 

 

感想

(以下、ネタバレなしの感想ですが、雰囲気等が分かってしまうのも避けたいという方は閲覧注意です。)

 

 

 

 

 

会場に入ると、神秘的で神々しい雰囲気のメインビジュアルが映し出されており、どこか神妙な面持ちのスタッフさんたち。

 

そこから、程良く和ませてくれる場面もありつつ、簡単なゲーム説明を聞きながら精神を落ち着けたところで、ゲームスタート!

 

 

序盤から重めの謎も登場しますが、そこは謎解き慣れしたメンバー、神速で進んでいきます。

 

しかし、そんな中でも、チーム全員の口から漏れる「すごい…」「ヤバ…」といった言葉。

 

まだ公演中にも拘らず、ついそんな呟きをしてしまうほどの謎が次々に出てきます。

 

 

難所はいくつもありながら、各々が要所で閃いて、スムーズにラストへ…

 

 

 

 

しかし、大謎は一筋縄ではいきません。

様々な可能性を試しながら、次第に絞り込み…

 

 

 

これで良い…かな……?

 

 

最後まで神経を尖らせながら、制限時間の70分間を戦い抜きました。

あとは神に祈るのみ。

 

 

果たして結果は…

 

 

 

 

 

 

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成功!!!

 

 

非常に丁寧かつユーモアを交えた見事な解説を聞きながら、改めてこの神の所業とも思える謎解きを反芻します。

 

各ステップはそれ単独でも十分に面白く、気持ち悪いほど綺麗に作られているのに、それらが組み立てられて更に高次のものに昇華されているような構造。

 

単にめちゃくちゃな難易度や複雑さなのではなく、むしろ神に導かれるが如く気持ちの良い閃きをさせてくれるところがまた素晴らしい。

理屈の不完全さや曖昧さが全くないので、ストレスなく取り組めるのも良い謎の特徴ですね。

 

 

本当に、どこからどう作ればこんなものが作り上げられるのだろう…これが神通力というやつかな…

 

 

強いてマイナスの部分も挙げるとすれば、演出面でしょうか。

派手なムービーや感動的なストーリーなどを求める方は、物足りないと感じる可能性もあります。

 

個人的には、あくまで謎解き公演に求めるのは謎であって、演出面はあれば良いな、というものなので、全く気になりませんでした。

 

むしろ、ルール説明や解説で会場が沸く場面もあったので、それで十二分です。

 

 

これはもう、とにかく多くの人に経験してほしい!!

 

まさに鬼斧神工の神謎解き、『神の審判』でした!

 

 

 

 

オマケの謎

まずは前回の解説から。

(まだ問題を見ていない!という方はこちらから)

 

 

四角形の中に数字があるものが2組あり、それぞれ「ソラ」と「クラベル」を表しているようです。

 

まず、「ソラ」のほうは何を表しているのか候補が複数ありそうですが(音階など)、「クラベル」は「比べる」だろうと考えられます。

 

ここで、「クラベル」を表す四角と数字に注目すると、左右に縦長の四角が並び、しかもそれらの四角と数字は同じものになっています。

 

さらに、「クラベル」がカタカナ表記であることも踏まえ、「比」という漢字が左右にカタカナの「ヒ」を2つ並べたものと見て、この縦長で左寄りの「6」が書かれた四角形は「ヒ」を表すものと推定します。


「左寄りの6」が「ヒ」を表す、これは何か。

ハ行は五十音順でいう6つ目の行に当たることを手掛かりにスマホフリック入力を思い浮かべると、数字の大きさが行、数字の書かれている位置が段を示すと考えられます。

 

これを「ソラ」のほうに当てはめると、縦に3つ並んだ四角形は上から「(1・上→)ウ」「(9・上→)ル」「(1・右→)エ」となり、「空」という漢字と同じ形に見えることから、この法則で成立しそうです。

 

問われているのは全て「9」の入った四角形3つ。

これらを同じように変換して、「ロ」「ロ」「ル」、四角形の配置に従って並べると「呪」という漢字に見えます。

 

例示で「比」が「クラベル」と送り仮名まで含めてカタカナ表記されていることから、答えは「ノロイ」でした!

 


そして、今回の謎です。

 

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解答・解説は次回。では!