なぞときロジック

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ストーリーと謎、あなたはどちらで泣かされる⁈ 『君が見つめた白の夢』(きまぐれボックス)の感想

今回は、老夫婦の愛の物語を綴った謎解き『君が見つめた白の夢』の感想です!

 

 

【こんな人にオススメ】

・穏やかで美しいストーリーに感動したい!

・正統派の謎をたっぷり解きたい!

 

 

 

 

 

 

 

今回参加した謎解き

参加日時: 2019/6/18(日) 20:20
公演名: 君が見つめた白の夢
制作団体名: きまぐれボックス
タイプ: ホール型
制限時間: 30分
チーム人数: 4人
価格: 1,500円/人

体感難易度: 5/10 (1=超カンタン → 10=激ムズ)

公式サイト: https://kimagurebox.com/works/guide104/


ストーリー

半世紀を共に歩んできた夫婦。二人は幸せな時間を過ごしていたが、夫には一つ、妻に言えずにいた事があった。ある日のこと、朝食を作ろうと妻がキッチンに向かうと、茶の間のテーブルに一通の手紙を見つけた。
『妻へ。私はあの日から・・・』
妻に伝えたかった事とは一体。

――何処にでもいる老夫婦の、一つの愛の物語――

(公式サイトより引用)


謎を制作しているきまぐれボックスは、公演数こそ多くはないものの、地方公演や再演を頻繁にやってくれる印象のある団体さんです。

 

また、持ち帰り謎やカフェ謎もコンパクトながらも凝った仕掛けのものが多く人気です。
持ち帰り謎は、サイトから購入もできます。
(団体公式サイト: https://kimagurebox.com

 

 

今回参加した『君が見つめた白の夢』は、2017年の初演以降、複数回の再演が行われています。

 


現在は開催されていない公演ですが、地方公演含め再演も多く行われているので、参加するチャンスは今後もありそうです。

 

 

感想

(以下、ネタバレなしの感想ですが、雰囲気等が分かってしまうのも避けたいという方は閲覧注意です。)

 

 

 

 

他の公演同様、まずはオープニング映像から始まり、穏やかで優しく、美しい物語が紡がれていきます。

 

普段の謎解きでは「勇者になって世界を救う!」とか、「部屋から出ないと死ぬ!」というような非日常を体験していますが、今回はどこにでもいるような老夫婦のお話。

 

私はオープニングの途中から感情移入して泣きそうになってしまいました…
(まだ導入なので、そこまで感動要素はないはずなのですが。。)

 

既にエンディングを観終えたかのような気分になったところで、謎解きが始まります。

 

 

 


…ん?

 


穏やかな物語とは裏腹に、なかなか重いぞ…

 


一つ一つの小謎で苦戦するものもありつつ、チームで助け合いながら着実に解いていきます。

 


ステップが進むと、さらに襲い来る多数の謎。。
シンプルでありながら、一捻りあるものや時間のかかるものも出てきます。

 

 


役割分担をしながら遂にラストへ…

 

 

やはり、最後には最大の苦戦が待っていました。
制限時間の短い公演だけに、詰まればあっという間に終わってしまうため、徐々に焦りが募ります。

 

 


果たして結果は…

 

 

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成功!!

 

終わってみれば、18分でのクリアでした!

 

 

そして、エンディング。
映像が始まった途端、重めの謎で忘れかけていた感情が蘇りました。


オープニングの時点から泣かされかけた私は、最後も目頭が熱くなりましたが、なんとか堪えて終了。


謎解きの制限時間よりもこちらのほうがよっぽどギリギリでした。

 

 

謎のほうは、小謎がボリューム・難易度いずれの面でも重めである一方で、全体の構成としてはオーソドックスな謎解きという印象です。

 

また、初心者の方でも、ヒント集があるので安心!
(クリア後に開いて見てみましたが、かなり親切なヒントになっていました。)

 

 

謎解き中は本格的な謎をたっぷり楽しめる、そして終了後は一篇の小説を読み終えたような気分に浸れる、そんな『君が見つめた白の夢』でした!

 

 

 

オマケの謎

まずは前回の解説から。
(まだ問題を見ていない!という方はこちらからどうぞ。)

 

 

左側は、マス目が並んでいるだけです。

列を数えてみると7あり、カレンダーのようにも見えますが、それにしては少しマスが少ないですね。

 

今度はマスの総数を数えてみると、26です。

このブログのオマケ謎でも何度か出てきていますが、26といえばアルファベット。

 

右側に目を移すと、犬とヘビが例としてあがっており、マス目がアルファベットを表すとの推測も踏まえると、丸数字の数はそれぞれを表す英単語(dog, snake)の文字数と一致することに気付きます。

 

さらに、①〜③の位置関係より、左のマス目はアルファベットを左上から右下へ並べた表になっていると考えます。

 

ヘビの方は丸数字が回転しているものもあり、また、⑨は左の表にはありませんが、これがsnakeを表しているとすれば、丸数字の回転に合わせてアルファベットも回転すれば良さそうです。

(⑨に見えるのは、回転した⑥)

 

ここで、⑤が回転してnになっていることから、表に入るのは大文字ではなく小文字であることに注意して問われている3文字を考えてると、答えは「ベッド」でした!

 

個人的には、aとeが回転して同じ形、というのは若干無理があるようにも思いますが、度々見かける変換なので、敢えて使ってみました。

 

 


そして、今回の謎です。

 

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解答・解説は次回。では!