変化に富んだ謎の応酬! 『Escape from Unknown Planet』(EscaPLUGGED)の感想
今回は、未知の惑星を舞台にした謎解き『Escape from Unknown Planet』の感想です!
※因みに、この日は謎解き公演4つをハシゴしたので、全4公演の感想を順に書いていきます。この公演は1つ目!
【こんな人にオススメ】
・様々なタイプの謎を次々解いていきたい!
・情報を読み解き、論理的に組み立てるのが好き!
・推理小説やSFものが好き!
今回参加した謎解き
参加日時: 2019/6/23(日) 10:30
公演名: Escape from Unknown Planet
制作団体名: EscaPLUGGED
タイプ: ホール型
制限時間: 60分
チーム人数: 6人
価格: 3,000円/人
体感難易度: 7/10 (1=超カンタン → 10=激ムズ)
公式チケットサイト(2019年6月再演時):
https://tiget.net/events/55383
ストーリー
「…誰か…聞こえ…ます…か…」
宇宙調査船に突然の通信。
未知の惑星に不時着した女の子からの助けを求める声を聞いたあなた達。
この惑星に隠された謎を解きあかし、彼女を救い出すことができるか!(公式チケットサイトより引用)
今回参加した『Escape from Unknown Planet』は、2018年末に行われた、謎解き制作団体4つがそれぞれ行う謎解き公演を一日で楽しむというイベント『旬架集闘』で初演されたものです。
私は、『旬架集闘』には都合がつかず参加できなかったものの、公演の評判を耳にして再演決定と同時に予定を立て、期待に胸を躍らせて会場へ向かったのでした…
※この公演自体は現在は参加することができないものですが、EscaPLUGGEDさんは2019年3月に1周年を迎え今後もますます楽しい謎解きを作ってくれるはず…!
感想
(以下、ネタバレなしの感想ですが、雰囲気等が分かってしまうのも避けたいという方は閲覧注意です。)
まずはオープニング。
かなーり気合いが入った映像と音楽で、まるでフランス映画を観に来たかのような気分になります。(フランス映画観に行ったことないけど)
そして制作団体の方々がキャストとして登場…こちらも気合いを感じます!
さらに、注意事項を説明しつつしっかり盛り上げもしてくれます。笑
システムも、なんだか楽しそうだ…!
すっかり気分が高揚してきたところで、謎解きスタート。
これは…!
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、チームを衝撃が襲った瞬間がありました。
虚を衝かれて一瞬全員の動き止まったようにも思いましたが、よく一緒に参加するメンバーでチームを固めていたので、抜群のチームワークを発揮!
最小限の言葉で、お互いやるべきことを理解して自然と分担していきます。
こういう連携ができた時はとても嬉しい!
一つ一つのステップが決して軽くなく、かつステップ数もなかなかに多いのですが、パターン化して飽きさせるようなものはありません。
テンポも良く、「次はどんなのでくるんだ⁈」と楽しみながらどんどん進んでいきます。
途中、やや詰まったところはありながら、そこは自分自身で閃いて突破。(気持ち良かった…!)
20分ほどを残してラストへ。
そこから、全員で頭を捻ります…
やりたいことは分かっているつもりなんだけど……
迫るタイムリミット。
残り10分…
残り5分…
刻限を告げるアナウンスが容赦なく私たちを追い込んでいきます。
残り1分…
もうとりあえず行くしかない!
最後のチャンスに賭けるため、最終解答の提出に向かいます。
果たして結果は…
成功!!
本当にぎりっぎり…ブザービーターでの勝利となりました。
同じ回に参加した4チームの中で唯一の成功でした!
単独成功は、これがまた気持ち良い!!
そして、エンディング。
オープニング同様に、本格的な映像と音楽が心地良い余韻を残してくれます。
さらに、解説+αの要素もあり、設定や世界観への拘りを感じました。
細かいところまでしっかり詰められている点も、個人的には満足度が上がるポイントです。
謎のほうも、いきなり衝撃を与えてその後も次々襲い掛かってくる小謎、そこから変化を加えた中謎、そしてさらに一味違う大謎と、様々なテイストが味わえて大満足!
一方で、ストーリーを味わったり感情移入をしたい人にとってはやや物足りない部分もあるかもしれません。
多めのステップ数をテンポ良く進めるのが楽しい分、物語を追うのも一作業として流してしまった気がします。
(謎に集中しすぎた受け手側(私)の問題も大いにありそうですが…)
EscaPLUGGED(読み方は、えすけーぷらぐど、通称えすぷら)さんの公演は今回初参加でしたが、全体的にとても満足度が高かったので、別の公演にも行ってみたい!
拘りの映像や設定と変化をつけながら繰り出される謎の数々で最初から最後まで楽しめる、『Escape from Unknown Planet』でした!
オマケの謎
まずは前回の解説から。
(まだ問題を見ていない!という方はこちらからどうぞ。)
矢印の左には色付きのものを含むいくつかの文字、右にはひらがながそれぞれ並んでいます。
「血」と「青いシ」で「けっせい」、「灰色の山」と「金色の広」で「たんこう」という例から矢印の意味を考えてみます。
どうやら、「(黒以外の)色のついた文字は、その文字自体と色の名前を表す文字を組み合わせて別の文字にする」とすれば、「血清(けっせい)」と「炭鉱(たんこう)」でそれぞれ成立しそうです。
ただ、問われている3行目には、黒い「父」1文字があるのみです。
しかし、「父」の前には1文字分のスペースが空いています。
このことから、実はこの部分にもう1文字書かれているのではないでしょうか。
書かれているはずの文字が見えない…それは、文字が「白」で書かれているからと考えられます。
矢印の変換法則に、「白い?(何か)」と「父」を当てはめてできる単語を考えると、「伯父」が当てはまります。
よって、答えは「おじ」でした!
そして、今回の謎です。
解答・解説は次回。では!