なぞときロジック

各記事にオマケ謎ついてます。 読んだら成功率が上がるかも…!?

襲いくる二重の恐怖!『雛見沢雛見沢脱出計画(ヒナミザワ・エスケープスキーム)』(よだかのレコード)の感想

前回は感動で泣ける公演でしたが、今回は怖くて泣けそうな公演、『雛見沢脱出計画(ヒナミザワ・エスケープスキーム)』の感想です!

 

 


【こんな人にオススメ】
・物量に押し潰されそうな謎解きが好き!

・ホラー×謎解きイベントに行きたい!

ひぐらし大好きなのですよー、にぱー☆

 

 

 

火〜木曜限定公演ですが、8/29まで遊べます!

記事公開時点では、8月終わりはまだ若干チケットがあります!

 

大好評により、9/26までの延長が発表されました!

まだチケットは全ての回で残アリです!(9/4時点)

 

今回参加した謎解き

参加日時: 2019/8/8(木) 20:00
公演名: 雛見沢脱出計画

制作団体名: よだかのレコード
タイプ: ホール型
制限時間: 60分
チーム人数: 5人

価格: 3,300円/人 (当日券は+500円、)

 

体感難易度: 7/10 (1=超カンタン → 10=激ムズ)

公式サイト: https://www.yodaka.info/event/1906higurashi/

 

ストーリー

6月のとある日、
趣味の山歩きの途中で足に怪我を負ってしまったあなたは、 何とかたどり着いた「雛見沢」という村で、怪我が治るまで暮らすことにした。

竜宮レナ」や「園崎魅音」といった村の少女たちとも仲良くなり、
年に一度行われるという「綿流し」のお祭りを楽しんだ。

しかし、その祭り以降、妙に体調が悪い気がする。
心霊的な何かを感じ、ついには幻覚すら見えるようになってきた。

恐怖に駆られて一度は家に引きこもってしまうが、意を決して雛見沢から出ようとする。
その時、レナが家にやってきた。
怪我が完治していないのに山を降りるのは危険だと言っているが・・・・・・?

どうやらこの地には、村人が隠している恐ろしい秘密があるらしい。

謎を解き、情報を集め、雛見沢から脱出せよ!

(公式サイトより引用)

 

今回は、『ひぐらしく頃に』とのコラボ公演。

原作は、とある村落で発生した連続怪死・失踪事件を描いた連作式のミステリーで、PCゲームから派生して、漫画やアニメにもなり人気を博しました。

 

私も漫画を読んだことがありますが、この作品、結構なホラーです。

ホラーが得意でない人間として言うと、夜一人で、なんて絶対にやめた方がいいやつです。

 

 

しかし、公演の評判はとても高く、今回も未参加の仲間を探すのに相当苦労したほど。

 

2018年の初演時、よだかのレコード史上最も参加者数が多い、そして再演を含めても最も成功率が低いというこの公演。

 

二重の怖いもの見たさで、参加を決めたのでした…

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感想

(以下、ネタバレなしの感想ですが、雰囲気等が分かってしまうのも避けたいという方は閲覧注意です。)

 

 

 

 

 

 

 

開始前、チームで席につくと、恐らく全員が思うことがあります。

 

 

書類整理用に使うものが尋常じゃなく多い。

 

 

既に謎への恐怖を感じ始めたところで、オープニングへ。

 

オープニングから結構なホラーです。

漫画やアニメほどではありませんが、ある程度は想定した方が良いかも…

 

 

謎とストーリー、両方の怖さを植え付けられたところでゲームスタート!

 

 

しかし、そこは謎解きが好きなメンバー。

大量の謎を怖がりながら、顔は笑顔です。

ホラー要素も、解き始めると一旦忘れます。

 


進めば進むほど増えていく情報とモノに押し潰されそうになりつつも、役割分担が上手く働き、15分ほど残してラストに辿り着きます。

 

 


しかし…

 

 


分からない。。
断片的に成功のための理解は形成されていますが、まだ足らない…

 


情報の多さから迷走しかけるのを互いに軌道修正しながら、少しずつ方針を絞りこみます。

そして、残り5分を過ぎ…

 

 

!!!!!

 

 

ホラー要素も相俟っていつも以上に追い込まれる中、ある一言をきっかけに最後のピースが揃います。

 

 

気になる情報は他にもありながら、タイムアップ!
そのまま最終解答の提出となりました。

 

 

 

結果は…

 

 

 

 

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成功!!!

残り1分、滑り込みでの成功でした。

 


解説を聞くと、気付いていなかった作りこみも多数…
思わず感嘆の声が漏れます。


エンディングでは、原作の設定と矛盾しないような配慮も感じつつ、困難を乗り越えた達成感や充実感が込み上げました。

 

 

謎は、一つ一つの小謎は難易度が抑えられているものの、とにかく数が多い!
そこに加えて、アイテム類も溢れかえります。


「謎のボリューム」「使うモノの多さ」、今回はその両方の意味で「物量が多い」公演でした。

 

それだけに、役割分担と情報共有が上手くハマればとても気持ち良い!
初めてのチーム構成ながら、各自が得意とする部分を自然と引き受けられたように思います。
これぞ謎解きの醍醐味ですね。

 


また、周到なまでに理屈が詰められていたところも非常に好きでした。


個人的には、論理構成の緻密さは謎解きにおける納得感や満足度に直結すると思っているので、その点も人気公演たる所以かな、と思います。

 


物量と演出による二重の恐怖で彩られた緻密な謎解き、『雛見沢脱出計画(ヒナミザワ・エスケープスキーム』でした!

 

 

 

 

オマケの謎

まずは前回の解説から。

(まだ問題を見ていない!という方はこちらから)

 

ちなみに、30記事目の謎は別途記事を丸々使って解説を書きます!

そちらも、まだという方はぜひこちらから解いてみてください!!

 

 

アルファベットの組み合わせがそれぞれ、「舐めるもの」と「食べるもの」を表しているようです。

 

「CとY」という字の並びと「舐めるもの」、というところから、"CANDY"を連想できるかがポイントでした。


それができれば、「と」を"AND"に変換すべきことが分かります。

 

同様に「PかK」も、「か」を適切な英語に変換して「食べるもの」になるとすれば、"OR"として"PORK"を作るのが良さそうです。

 

これを踏まえて、"PとかA"を変換した「PANDORA」が答えでした!

 

 

余談ですが、今回1, 2行目の例示2つでは「→」を使い、3行目では「=」を使いました。
これは、例示では単語そのものでなく「舐めるもの」などの連想ワードが示されているのに対して、答えとしては変換後の単語そのものを問うていることを示す為でした。(そうでないと厳密には「PANDORA」から「〇〇なもの」を考えて答えないといけなくなる。)
異なる記号により異なる変換規則を定義することも多いですが、今回は変換規則が明らかに1種類なので、答え方の迷いをなくす方を優先した、というわけでした。

 


 

 


では、今回の謎です。

 

 

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解答・解説は次回。では!