謎解きの良教材!持ち帰り謎『ROOM ZERO』(SCRAP) の感想
昨日は横浜の体験型エンタメビル「アソビル」と、そこで参加した『Escape from The NINE ROOMS』の感想を書きました。
今日は、その『Escape from The NINE ROOMS』にちなんだグッズの一つである持ち帰り謎『ROOM ZERO』の感想を書いていきます!
【こんな人にオススメ】
- 謎解きってどんなものか知りたい!
- 気軽に綺麗な謎を楽しみたい!
持ち帰り謎って?という方は、こちらの記事もどうぞ。
今回解いた持ち帰り謎
名称: ROOM ZERO
解いた日: 2019/6/6 (木)
所要時間目安: 30分〜60分程度(主観)
価格: 1,200円
体感難易度: 4/10 (1=超カンタン → 10=激ムズ)
説明:
箱の中に謎の書かれた紙が複数枚入っている謎解きグッズ。
お家でも謎を解きたいあなたにぴったりの商品です。
あなたはルームゼロから脱出することができるだろうか。(公式サイト http://realdgame.jp/9rooms/goods/ より引用)
SCRAPさんの謎解き公演に関しては、毎回それにちなんだグッズ(ステッカー等)や持ち帰り謎(謎付きクリアファイル等)が作られますが、今回は特に気合を感じます。
というのも、この外観…
カッコイイ…!!
『Escape from The NINE ROOMS』関連の様々なビジュアルで使われている六角形のデザインで、黒地に金文字というなんともクールなデザイン。
これには、普段あまりSCRAP公演関連持ち帰り謎は買わない私も食指が動きました。
そこに加えて、公演自体の面白さもあり、終了後即決で購入。
ちなみに、当然ながら公演自体のネタバレになるようなものは含まれていないので、公演参加前に遊んでも問題ありません。
現状、『Escape from The NINE ROOMS』が遊べる横浜ヒミツキチオブスクラップのみでの販売なので、購入したいという方は公演参加前後で忘れずにゲットしましょう。
(もちろん、公演に参加しなくても会場に行けば購入可能です。)
感想
(以下、ネタバレなしの感想ですが、雰囲気も未知のまま遊びたい、という方は閲覧注意です。)
謎は、いわゆる典型問題が多く、初心者向けという印象。
謎自体にも"『Escape from The NINE ROOMS』っぽさ"を期待してしまったので、その点はやや残念でした。
所要時間目安も一応30分~60分としましたが、慣れた人が速解きすれば15分くらいで終わってしまうと思います。
上手く纏まっていて綺麗ではありますが、1,200円という値段を考えるとちょっと物足りないかも…
SCRAPさんの持ち帰り謎となると、謎自体よりも「ブランドの安心感」(装丁の綺麗さとかコラボの贅沢さ等も含む)でややお高めになってしまう傾向にある気はします。
特定の誰かに深く突き刺さるもの、よりも、誰がやってもある程度納得するもの、とも表現できそうです。
(裾野を広げるという点で、それが先駆者 兼 業界最大手のあるべき姿と思うので、買う側が何を求めるかによって使い分けたら良い、というのが個人的な考えです。)
ともすればコモディティ化してしまいそうなところ、謎の価値を落とさず保てるのは、SCRAPというブランドへの信頼感あってこそなのでしょう。
価格に対しての解きごたえという意味でのコスパや、尖ったものを求めるなら、前々回ご紹介したこういうところで難易度の高いもの・想定プレイ時間の長いものを買えば良いという話ですね!笑
謎解きオンラインショップ スイッチ
https://cafeswitch.thebase.in/
少し逸れてしまいましたが、感想を纏めるなら、
難易度・ボリュームは抑え気味ながら、デザインも謎も流石の綺麗さ
です。
典型問題が多いということは、言い換えれば「謎解きらしい」ということでもあるので、全体のシンプルな綺麗さも含めて、「謎解きってどんなもの?」を学ぶとても良い教材になりそうです。
その意味では、『Escape from The NINE ROOMS』が特徴的な分、公演と持ち帰り謎を合わせて上手くバランスがとられているとも言えます。
そんなわけで、
- 謎解きってどんなものか知りたい!
- 気軽に綺麗な謎を楽しみたい!
という人にオススメの持ち帰り謎でした。
オマケの謎
まずは前回の解説から。
(問題をまだ見ていない!という方はこちらからどうぞ。)
https://gokan89.hateblo.jp/entry/2019/06/07/233247
「7つで1組×4」という記載から、まずは7つセットになりそうなものを4つ見つける必要がありそうです。
縦に文字が入っている列が4つあるので、これらがそれぞれ7つ1組のものを表すのではないかと推定できます。
そう考えると、4つの列が表すものは左から、
曜日(月/火/水/木/金/土/日)
虹の色(赤/橙/黄/緑/青/藍/紫)
音階(ド/レ/ミ/ファ/ソ/ラ/シ)
近畿地方の府県(三重/滋賀/京都/大阪/兵庫/奈良/和歌山)(*)
のようです。
だとすれば、4つの"?"には左から、「木」「黄」「シ」「兵」が埋められます。
*ちなみに、この並びは50年以上前から現在の総務省(当時の自治省)が使用している全国地方公共団体コードの順に依っています。
このままでは意味が分かりませんが、左から1つ目と2つ目、3つ目と4つ目の"?"の間には"+"があるので、2つのペアをそれぞれ組み合わせてみます。
すると、それぞれ「横」「浜」という字に見えます。
よって、答えは「横浜」でした!
今回はいつもよりオリジナル色強めの問題だったので、デザインなども拘ってみました。
7という数字をキーに、マス目も7x7にし、縦横に対称性を多く作ることで美しく見えるようにしました。
これは私のような素人が作った謎なので良例ではありませんが、謎の中には単に「難しさ」だけでなく、今回記事本編で使った「綺麗さ」という言葉で表される要素もあります。
それは、謎の要素同士が上手く符合している、無駄がない、などの内容的なものから、デザイン的なもの、そしてその両者を兼ね備えたものなど、様々です。
今後、謎解きのそうした楽しみ方も紹介していきたいと思います!
さて、長くなりましたが、最後に今回の謎です。
解答・解説は次回。では!